はじめに
以前、INTJの適職について記事を作成しました。
詳しくはこちら▽
今回はそのなかでもINTJにオススメな職業として『職人』について取り上げたいと思います。
前回の記事では『専門職』の『建築士』として触れていましたが、この記事ではなぜそう言った専門職、いわゆる『職人』が向いているのか掘り下げて考察していきたいと思います。
- INTJが何故職人に向いているのか?
- 職人になるためにはどうしたらよいか?
- 職人のメリット・デメリット
がわかり、いわゆる『天職』に出会える可能性が上がり、充実したワーキングライフを送ることができるかもしれません。
しかし、職人の世界はいろいろと注意しなければならないポイントがあることも事実。
それの点も踏まえて解説していこうと思います。
INTJの特性
まずはINTJの特性について考察してみます。
INTJの強みとも言える考え方の特性として、以下のようなことが挙げられます。
- 完璧主義
- 目標達成のために粘り強く行動
- こだわりが強い
- 創意工夫が得意
一方、社会的特性として
- 大勢より一人で行動する事を好む
- コミュニケーションが下手
- 感情の共感に疎い
- 考えを他人と共有しようとしない
- 周囲の無能に耐えられない
と言ったマイナス要因として捉えられやすい特性が挙げられます。
これについては
にて詳しく解説しています。
結局のところ、INTJは単独ではかなり高性能だけど組織や集団に属すると、たちまちに厄介者になってしまい、その性能が適正に評価される前に姿を消してしまう、不遇の名将になってしまうわけです。
職人に向いているタイプ
そして職人に向いているとされる性格は
- 正直
- 自他共に厳しい
- 頑固で気難しい
- 凝り性
こういったタイプの人が『職人』には向いているようです。
INTJが職人に向いている理由
ではなぜINTJが『職人』に向いているのかについて見てみましょう。
①こだわりの強さ
INTJは完璧主義です。凝り性で何でも完璧したいので完成度の高い仕事ができます。また、問題点や課題が見つかればすぐに修正して質の高い仕事を行うことができます。
職人の世界においては、仕事へのこだわりがとても重要です。自分の仕事に妥協することなく完璧を目指して取り組まなければなりません。
またINTJはこだわりだしたら、寝食を忘れてとことん追求するタイプです。職人の世界においてはこのこだわりがスキルや技術の習得に大いに役立ちます。
②自他共に厳しい
INTJは完璧主義と言いましたが、この完璧主義によりINTJは自他ともに厳しく、自らをを追い込むことで自身の成長を促したり、自分に厳しい課題を与え続けます。そして、他者にも自分と同じように厳しい課題や目標を与えようとします。
そして、職人も同じように自分に対してとてもストイックです。
これでもう充分なのでは?
と他の人が思っても
いや、こんなレベルではダメだ
と思いますし、
さらに良い物にするために努力を続けます。
そして、自分に対してストイックになる分、同じように他人に対しても厳しいです。自分がそうやってここまで成長してきたという自負もあります。
なので他人もそうやって成長していくべきと考えているので、他人を「甘やかす」ということはしません。
③創意工夫が得意
INTJは創意工夫をするのが得意です。『アイデアマン』『改革者』などと言われるのは、この『創意工夫』得意さからくるものでしょう。
無意識的に問題点を見つけ改善点を見つけ出します。
「それはまるで、息をするように改善点を探しているようだ」
とまで言われるほどです。
そして、職人の仕事は創意工夫の積み重ねです。
ライン作業のように、決まった手順で単純作業を繰り返す、という事はまずありません。
また、すべてが図面通り。という事もありません。
全く同じ現場はなく、あらゆる状況に合わせて創意工夫をしなければなりません。
常に創意工夫をし、改善を求められる状況はINTJの得意を活かせるシーンです。
④根気強く行動できる
INTJは目標やゴールに向かって粘り強く行動することができます。
一度それが必要なことだと判断したら、飽きることなく根気強く目標達成のために行動できます。
INTJの目標達成力は持ちえた『計画性の高さ』や『分析力の高さ』もありますが、その定めた目標を達成するために地道に努力を続ける『根気強さ』に裏打ちされています。
職人の世界は地道な作業の積み重ねによる知識やノウハウ・技術の習得に裏打ちされています。
そして目に見えない小さな下準備や地味な作業の積み重ねにより、目に見える完成度の高い仕事が出来ています。
そして、INTJは目標を定めてその完成した姿が見たくて、地道な行動を続けることができます。
⑤組織特有の煩わしさがない
INTJは『孤独』とか『高性能ボッチ』とか『社会不適合』とかまあ、社会で生きる人間としてはひどい言われようです。
「なぜ組織に向かないのか?」について詳しくはこちら▽
INTJはその性格上、なかなか組織に馴染めないキャラクターのようです。
一方、職人の世界は個人事業主に代表されるような小規模な世界であり、会社組織として運営されているケースはあまりありません。
個人の裁量で独立独行して仕事をするケースが多いですね。
当然ですが、個人の裁量に任されている分、しっかりした責任をもって仕事に取り組まなければなりません。
注意点
以上のように『職人』はINTJにとっては自分の強みを大いに生かせる可能性があるわけです。
しかし当然ながらメリットばかりではありません。
何点か注意ポイントもあるので紹介しておきます。
熟練するのにかなりの期間を要する
職人の世界は熟練し『一人前』になるのに長い年月を必要とします。
『下仕事に5年』なんてケースも珍しくありません。
一人前になるのには10年以上の年月が必要になったりします。
それまでの間、いわゆる『下積み』として努力を続けていかなければなりません。
職人を目指すのであれば30代までの比較的早い段階での就職を検討すべきですね。
40歳を過ぎるとかなり困難な状況になります。
親方の理不尽に耐えられない
職人の世界は手順書やマニュアルがあってその通りに作業、という訳にはいきません。
多くの仕事が親方や先輩職人の勘や経験を頼りに進められます。決して丁寧な指導ではないことも多く、納得のいかない事や理不尽に感じることも多いでしょう。
INTJは論理的でシステム化された環境を好む傾向にあります。
勘と経験の世界に馴染むのに苦労するかもしれませんね。
給料が安い
職人の世界は一般の会社に比べて、就職したての駆け出しの頃は給料が低いケースが多いです。
一人前になって初めてまともな給料と呼べるようになるのではないでしょうか?
一人前になるまでの間は、安い給料でも我慢して努力を続ける必要があります。しかも先ほども言ったように、一人前になるまでにはかなりの期間を要します。その間辛抱し続けるだけの覚悟が必要になります。
社会的保障がないケースが多い
最近は少しづつ減っては来ていますが、いわゆる『一人親方』と呼ばれるような、個人事業主の場合は社会保障や福利厚生といったものがないケースもあります。
年金も厚生年金に加入してしていることは少なく、国民年金である可能性が高いです。
職人を目指すのであればそういった社会保障の点にも注意が必要です。
給料が低いことと相まって、家庭や子ども、ローンなどをがあるとかなり生活が困難になる状況が想定されます。
まとめ
今回はINTJにオススメの職業として『職人』をピックアップして取り上げさせてもらいました。
もう一度おさらいしておくと
①こだわりの強さ
②自他共に厳しい
③創意工夫が得意
④根気強く行動できる
⑤組織特有の煩わしさがない
といったところでしょうか。
INTJにとってはとても魅力的に見えるのではないでしょうか?
しかし、給料も安く、勘と経験の世界で熟練し一人前になるのにかなりの年月が必要になるのも職人の世界。
決して楽な世界ではありませんが、その知識・技術の奥の深さや、二つとして同じものがない世界に魅力もたくさんあります。
そして、自分の腕次第で会社勤めでは得られないような大きな利益を得られる可能性があるのも魅力。
そんな『職人』という職業を、INTJのオススメ職業として紹介させてもらいました。
※ちなみに私は42歳にして職人の世界に転職を試みましたが、2社とも年齢の問題により採用を見送られてしまいました( ;∀;)
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その他INTJにオススメの職業はこちら▽
以上、今回はこの辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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