はじめに
MBTIにて『INTJ』と診断が出た私ですが
その『内向的で抽象的な思考回路』により
INTJはコミュニケーションが絶望的。
などと言われ、対人関係が最大の難点になっている性格タイプのようです。
確かに極力しゃべりたくないし、世間話苦手だし、セールスや営業の仕事なんて絶対したくない!
と思っているのでそうなんでしょうね(^_^;)
そんなINTJが対人関係を良くするためにどうしたら良いか?
について今回は取り上げてみたいと思います。
技法を学び、トレーニングさえすれば『INTJ』でも良好なコミュニケーションがとれ、良い対人関係を築くことができる
と、考えています。
なぜINTJはコミュニケーションが苦手なのか
多くのサイトで『INTJはコミュ障』なんて取り上げられていますが、
- 独立独歩
- 内向的な思考
- 考えを表現するのが苦手
といった性格特性によるところが大きいでしょう。
これは『INTJ』の心理機能が次のようだからでしょうね。
- 優勢機能・・・内向的直観(Ni)
- 補助機能・・・外向的思考(Te)
- 代替機能・・・内向的感情(Fi)
- 劣等機能・・・外向的感覚(Se)
内向的って言われるのはわかるけど、外向的思考や感覚については
『現実へのアウトプット』
と考えるとピンときます。
外向的感覚ってのは
『すばやく周囲の情報を収集する能力』
と考えるとわかりやすいですね。
実はINTJは聞き上手
INTJは、自分の考えとは違う意見であってもむやみやたらに批判せず、しっかりと話を聞いた上で、納得のいく意見であれば有益な情報として取り入れることができます。
INTJタイプは、自分のアイデアに自信を持っていますが、他者の考えや意見の方が筋が通っていると思えば、乗り換えます。
性格診断セブンより
平等に意見を聞くことができる能力を持ち、その事に意識を持っていれば『INTJ』は見事な『聞き上手』になれると思います。
しかし、ただ話を聞くにしてもどのように、そしてどんな形で聞くのがよいか?
その『技法』を学び実践することで、
『ただ話を聞く。』
にとどまらない、『信頼関係の構築』につながる対話をすることができるようになります。
そのために『カウンセリング技法』を学べば、その特性を活かした力を存分に発揮できるわけです。
『カウンセリング技法』を学ぶべき『3つ』の理由
そもそも『カウンセリング』とはどういったものでしょうか?
カウンセリング(英: counseling)とは、依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことである
wikiより
①そもそも『心理学』が好き
もともと『知識』が好きな上に、物事を表面的にみることが嫌いで、その奥に隠された意味に大きな興味を示します。
INTJの興味は、哲学や心理学、そして芸術に向きます。表情の裏に隠された本音を暴くことに大きな感心を持ちます。
そのため心理学は、目に見えないが確かに存在する世界として、しかも『人間』という生物を理解し研究する事ができる分野としてINTJを知識欲をくすぐってきます。
何より難解な世界。
なおさらINTJには刺激的でしょう。
『本の虫』なINTJなら、すでにその分野の研究に着手しているかもしれませんね。
私も『カウンセリング』について学ぶ前から『心理学』に興味があり、ユングやフロイト、あるいはニーチェの 著書を読んだりしてました(^_^)
②スキルの向上に余念がない
INTJは知識欲が強く、向上心に溢れています。
そのため、自らを成長させることに努力を惜しみません。
常に新しい発見や気付きを求め、未知の世界に挑戦し続けます。
そして、『カウンセリングの技術』は人間社会に生きる上で、使いこなせれば普遍的で強力な武器ともなり得ます。
新しい知識や技術を手に入れ、さらに現実的に自らの弱点を克服できる可能性が得られるチャンスともなります。
③苦手とされる『コミュニケーション』を技術的に克服できる
カウンセリングの基本は、クライアントとの『ラポール(信頼関係)の形成』といわれています。
そのため、カウンセリングの技法を習得することによって技術的にコミュニケーションがとれるようになり、苦手とされる対人関係のスキルとして、信頼関係の構築につなげることができるようになります。
カウンセリングの技法
①質問方法
自由に回答できる『開かれた質問』とYESかNOしかない『閉ざされた質問』を使って質問をします。
『誘導』にならないように、気をつけなければなりません。
②傾聴
相手の話を十分に聞くこと。
積極的傾聴。
③受容(無条件の受容)
どんな内容であれ否定せず、そのまま受け取ってあげること。
④共感的理解
相手の心情をあたかも自分の事のように受け取り、共感してあげること。
⑤沈黙の尊重
相手が何かを話そうとし、沈黙している時間を大切にすること。
その場合、場繋ぎ的に無理に話を切り出さないこと。
⑥繰り返し
話の内容をそのまま繰り返すことで『話を聞いてくれている、理解してくれている』と感じてもらえる。
また、自分の話したことの再確認にもなる。
⑦非言語的表現
『声の特徴、表情、身ぶり』などで示される表現。
話の聞き方や相手のしぐさや表情に合わせることで共感や信頼につながる。
カウンセリングの技法を学ぶのにおすすめ書籍
こころの処方箋
日本におけるユング心理学の第一人者『河合隼雄』さんの著書。
大ファンで多くの書籍を読みました♪
臨床の現場から『対話形式』で描かれた本書は、リアルなカウンセリングのやり取りを知ることができます。
『人の心など わかるはずがないという事』
『命懸けで聞くという事』
心理学の第一人者のその言葉は『まさに心の薬』
とても読みやすく、本が擦り切れるまで何度も読みました。
河合隼雄のカウンセリング入門:実技指導をとおして
こちらも『河合隼雄』さんの著書。
カウンセリングをする際の初歩的な心がけをまとめた1冊。
質問形式なのでとても読みやすくわかりやすい。カウンセリングのやり方を、実践をとおして直接指導した貴重な記録。
カウンセリング心理学入門
カウンセリングにおける必要な心理学の基礎を学ぶことのできる本。
この本でカウンセリング心理学をすべて理解できるわけではないですが、しかし、『カウンセリング心理学とは何か?』あるいは『カウンセリング心理学を本格的に学びたい』と考えている人にはおすすめ入門書。
新しいカウンセリングの技法
カウンセリングにおける様々な技法について最も効果を発揮する場面はどこなのか?技術の効果を引き出すためには具体的にどうすれば良いのか?
カウンセリングの技術の内容を分かり易く詳しく書いてある一冊。
技法を学びたいならまずはこの一冊。
話を聞き、実行することで、より『信頼』が得られやすい
INTJは必要と感じれば『岩をも動かす』行動力があります。
話を聞いていくなかで『行動や改革』が必要と感じれば、計画を練り、着々としかし確実に行動し、変革をもたらしていきます。
それにより、
ちゃんとやってくれてたんだ!?
と、聞くだけでとどまらない 『行動してくれた』という更なる信頼を得られ、
しかもやる以上は、十分に計画された『素晴らしいシステム』として確立させてしまいます。
まとめ
今回は『INTJはカウンセリングを学びべき』について取り上げさせてもらいました。
- そもそも『心理学』が好き
- スキルの向上に余念がない
- 苦手とされる『コミュニケーション』を技術的に克服できる
といったことが挙げられます。
大いに役立った!
と感じることができましたからね。
それは、
話をちゃんと聞いてくれるから嬉しいです!
とか、
相談してよかったです♪
といった反応があることで、そう感じることができました。
コミュニケーションが苦手とされる『INTJ』ですが、
この世界を巧みに生きる術として、一度『カウンセリングの技法』を学んでみるのも面白いかもしれませんね♪
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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